朗読作品のお知らせ
- Maki Ishikawa
- 8月10日
- 読了時間: 2分
日本点字図書館にて製作いたしました
録音図書「天国への道草 ナースの卯月に視えるもの(秋谷りんこ著/文春文庫)」が、
全国の図書館で利用開始となりました。

この録音図書は、
様々なご事情・特性により文字を読むことが困難な方のためのDAISY(デイジー)図書で、一般の方は対象とはなっていません。
貸出CDと、インターネット上の図書館(サピエ図書館)でのみ、
お聞きいただくことができます。
(デイジー図書は、もともと視覚に障がいがおありの方々が対象でしたが、
現在は、
より多様なご事情・特性から
文字を読むことが困難な方々へと対象が拡大されています。)
日本点字図書館を通じての録音製作4冊目。
シリーズ作品は同じ読み手で、という基本方針がおありとのことで、
前作に続けて担当し、
既に刊行された続編についても、朗読のご依頼を承ったところです。
本作は、終末期医療とグリーフケアをテーマに、アプローチを深めた内容となっています。
私自身、現在、認知症のある義家族の介護を家族・親族とチームで行っており、
いずれ自分も辿る可能性のある道を伴走させてもらいながら、
生の全う、人生の終幕について、日々、考える機会を得ております。
人一人の生と死に、医療従事者・介護職の方々も、
時に職分やお立場、業務の範疇を超えながら真摯に向き合い、暮らす中、
社会制度の落とし穴、多方面における理不尽さ、
構造的な改革の必要性と実現可能性、課題を、目の当たりにしない日はありません。
時機に遭遇しました際には、経験や視座をもとに発信する心づもりでおりますが、
今、ここに一点記すとしましたら、
いわゆるケア労働は、決して1人でしてはいけない、ということ。
独りで抱え込んだり、頑張りすぎたり、何かを犠牲にしたりしないで、
身近で心を許せる方、出来れば、自分を認識してくれている誰かに、
今日、何があったか、話すことから始めてみてほしいのです。
パンパンに膨らんだ風船は、気づいた時には割れてしまいます。
ある程度、膨らんだ後も、それなりに膨らむことが出来てしまうので、
先送りにしてしまう気持ちも、痛いほど分かるのですが。
責任感の強い方ほど、1人では決してー。
介護、医療、お仕事小説、登場人物の台詞や会話、葛藤、苦悩、転機といった、
本シリーズを構成する各要素に、
私の声と読み方が合っていると、
録音図書利用者の皆様やご関係の方々から、ご評価いただき、
とても嬉しく、励みになりますとともに、
作品がお一人でも多くの皆様に届きますよう、願っております。

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